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スタッフブログ 2021.02.10
建国記念日
2月11日は「建国記念の日」です。
私はずっと「建国記念日」だと思っていました。さらに建国記念という名前なので、日本ができた記念日だと勝手に想像をしていました。ふと、カレンダーをよく見ていると・・・「建国記念日」ではなく「建国記念“の”日」と書いてあることに気が付きました。
そこで「建国記念の日」について興味が沸いたので由来について調べてみました。
「建国記念の日」は、昭和41年(1966年)に「建国をしのび、国を愛する心を養う日」として定められた国民の祝日です。
もともとは、日本の初代天皇である神武天皇の即位された紀元前660年2月11日を「紀元節」として、明治5年(1873年)から昭和23年(1948年)まで祭日だったのですが、戦後、GHQ(連合軍総司令部)が皇室と神道の繋がりをなくす理由から、祭日を廃止しました。しかしその後、紀元節を復活させようとする動きが高まり、建国を記念するための祝日を設けることとなり、「紀元節」から「建国記念の日」と名前を変え、昭和41年(1966年)に国民の祝日として認められ、昭和42年(1967年)から適用となったそうです。
また、なぜ「建国記念日」ではなく「建国記念の日」なのか?ですが・・・
「記念日」とは、歴史的事実として日付が確定している日を記念するという意味があります。「記念の日」とは、日付は確定していないけれどそのことを記念する日という意味になるそうです。
日本の場合は建国の日付が明確ではないこと、神武天皇の存在について所説あること、建国記念日を制定する法案の提出と廃案が繰り返し行われたこと等、紆余曲折を経て名称に「建国記念の日」と「の」を挿入することで、建国されたという事そのものを記念する日であると解釈できるようにし、昭和41年(1966年)に「建国記念の日」を定める祝日法案改正案が成立しました。その後、「建国記念の日となる日を定める政令」によって建国記念の日の日付が2月11日に定められたそうです。
偶然疑問に思ったことで日本の歴史に触れられてとても勉強になりました。コロナ禍で自宅にて過ごす時間が多い中、祝日の由来を調べてみるのも面白いと思いますので、皆さんも機会がありましたらいかがでしょうか?
最後までブログをお読みいただき、ありがとうございました。