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  1. 頻尿(過活動膀胱)

疾患情報

頻尿(過活動膀胱)

頻尿とは

頻尿とは、尿意が近い、トイレに行く回数が多い状態をいいます。人により多少変わってきますが、目安は1日8回以上、あるいは夜間に3回以上トイレに行く場合を夜間頻尿といいます。夜に頻尿の症状がでる夜間頻尿の場合、排尿のために何度も起きなければならないので、日常生活に支障をきたすことがあります。

 

 

原因

頻尿は日常生活が原因のものと病気が原因のものとがあるため原因追及が症状改善の一番の近道です。 日常生活が起因するもの

 

【緊張、ストレス】

大きな出来事(プレゼンなど)があるときによくトイレに行きたくなることがあると思います。緊張やストレスで膀胱が収縮してしまい、尿意が近くなります。回数が異常に多いということがない限り、あまり気にすることはなく、ストレス発散することなどにより改善されることがほとんどです。

 

【加齢】

年齢が上がるにつれて、膀胱の弾力性が徐々になくなって尿を溜められない、尿を濃縮するホルモン量が減ったために尿が濃縮できなくてすぐに膀胱がいっぱいになってしまうために尿が近くなることがあります。

 

【利尿作用がある飲み物の摂取】

コーヒーやお茶などのカフェインを含む飲み物や、ビールには利尿作用が優れているため、トイレが近くなる傾向があります。また、水でも飲みすぎるとトイレの回数が増えることがあります。

 

(頻尿の原因となりうる病気) 膀胱炎、尿道炎、尿道狭窄、前立腺炎、尿管結石、膀胱腫瘍、萎縮膀胱、神経因性膀胱、前立腺肥大症、過活動膀胱、子宮筋腫、子宮脱、糖尿病、脳卒中、神経損傷、尿路感染、骨盤内臓器の手術後など原因は様々です。

 

 

過活動膀胱

過活動膀胱は、膀胱が過敏になり本人の意思に関係なく収縮してしまう状態です。急に我慢できない尿意があり間に合わずに漏らしてしまう、トイレに行く回数が多い症状の場合は過活動膀胱が疑われます。膀胱に尿がそれほど溜まってないのに、筋肉が収縮して急に尿意を催し、尿漏れや頻尿を招きます。40歳以上の8人に1人が過活動膀胱の症状があるといわれていますが、年齢のせいにしたり、恥ずかしいということで受診される方は少なく、全体の約20%しか受診していないというデータもあります。

 

【原因】
神経系に起因するものそうでないもので分類されます。 ・神経因性過活動膀胱(神経のトラブルが原因) 脳卒中や脳梗塞、パーキンソン病、脊髄損傷、多発性硬化症など脳から膀胱の筋肉を結ぶ神経に障害が起きると排尿に関する信号が正常に働かなくなり、締める、緩めるの連携がうまく働かなくなり、過活動膀胱の症状が出ます。 ・非神経因性過活動膀胱(神経のトラブルが原因でない) 女性の場合は出産や加齢によって、骨盤底筋が傷んだり弱くなったりすることが原因になることがあります。そのほかにも何らかの原因で膀胱の神経が過敏に働いてしまう場合(緊張、ストレスなど)や、いくつかの原因が複雑に絡み合っていることがあります。

 

【血液検査( 腫瘍マーカー)】
膵がんがあると、血液中の膵酵素が異常値を示すことがあります、発症していることが前提になるので早期発見には不向きです。

 

【診断】
問診と診察を行います。その後、過活動膀胱スクリーニング質問票や過活動膀胱症状質問票等を用いて、診断を行います。また検査としては、エコー検査を行うことがあります。

 

【治療】
・薬物療法

自分が意図しないタイミングでの膀胱が収縮するのを抑える薬や膀胱を弛緩させて畜尿機能を高める薬を処方します。

 

・膀胱訓練

トイレに行く間隔を延ばして、膀胱の容量を訓練します。具体的には、トイレに行きたくなったら、5分我慢する。出来たら、10分我慢するといったように5分間隔で我慢できる時間を延ばしていきます。 骨盤底筋を鍛える…骨盤底筋を鍛える体操や電気治療による刺激を行います。

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