大寒が過ぎ、節分を迎える頃となりました。いつもスタッフブログをお読みいただきありがとうございます。
当院の管理栄養科では手作りをモットーにし、季節の野菜をふんだんに使ったメニューを提供しています。今回は冬メニューで人気の「白菜の重ね蒸し」をご紹介いたします。
材料(4名分)
1人分あたりのカロリー約180Kcal,たんぱく質15g,塩分0.8g
作り方
白菜はアブラナ科の野菜で、霜に当たると風味が増します。約95%は水分ですが、カリウムなども含まれます。カリウムは体液の浸透圧調整を担っていますので、むくみ防止などに効果ありそうです。ぜひご自宅でもトライしてみてください。
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先日NHKの「総合診療医ドクターG NEXT」を見ていて気になる言葉がありました。青山学院大学陸上部の原監督が、急な腰痛の原因になる病気の候補を聞かれて「坐骨神経痛」と答えた事です。私が外来で診察していても、患者さんが過去の病歴の答えとして「坐骨神経痛」を挙げる方がいます。しかし「坐骨神経痛」は病名ではなく、痛みを感じる身体箇所を含めた「症状」であり、病名ではありません。詳しい内容は日本整形外科学会ホームページ(https://www.joa.or.jp/public/pdf/joa_029.pdf)に譲るとして、なぜこのような事になるのでしょうか。
可能性の第1として「坐骨神経痛」症状を訴えに持つ患者さんが非常に多く存在する事が挙げられます。2023年にオーストラリア・シドニー大学からの報告では “坐骨神経痛の生涯有病率は最大で43%に上るといわれ、坐骨神経痛の85~90%は腰椎の椎間板ヘルニアによる圧迫や炎症が原因とされている。急性坐骨神経痛患者の予後は一般に良好だが、20~30%の患者において、疼痛は1年以上持続する。” との事です(Chang Liu, et al. Surgical versus non-surgical treatment for sciatica: systematic review and meta-analysis of randomised controlled trials. BMJ. 2023 Apr 19)。つまり、おおよそ10人に1人が慢性的な「坐骨神経痛」症状を持って生活している事になります。全員が正確な診断・検査・治療を受けているわけではないと考えますので、「坐骨神経痛」としての状態から「椎間板ヘルニア」病名に辿り着いていない事が考えられます。
次の可能性として、診断が付かない「坐骨神経痛」の存在が挙げられます。臨床現場ではMRI検査において「椎間板ヘルニア」を認めない「坐骨神経痛」が存在します。当院でも上殿皮神経・中殿皮神経障害などの末梢神経障害や慢性疼痛症候群など診断が難しい疾患の治療を行っていますが、正確な診断に辿り着けない患者さんは多く存在します。また「変形性股関節症」等の関節病変が「坐骨神経痛」と同じ痛みを生じる事もあります。「坐骨神経痛」の原因究明が難しい事もあり、「坐骨神経痛」を症候群として捉えて病名の様に説明する傾向があるのかと考えます。
どちらにしても、「坐骨神経痛」を放置せず、正確に診断・検査・治療を行う事が必要ですし、重大な病変を見逃さない事が大切と考えます。
最後に一つ疑問があります。「坐骨神経」という医学専門用語がなぜこれだけ多くの日本人が知っているのか?一般化しているのか?という事です。「坐骨神経」の場所を正確に身体外見より特定する事は難しいと思います。誰かご存じの方はご一報ください。
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みなさんは心身一如(しんしんいちにょ)という言葉をご存知でしょうか。
西洋では、キリスト教やデカルトの影響もあり、物質としての身体と魂を別のものとして扱う心身二元論がもともと根底にあり、西洋医学では長らく精神を身体とは切り離して扱ってきました。ところが、東洋には心と体を分けて扱うという考えが無く、両者を一体のものとして扱う心身一如の考え方が禅宗(細かくは鎌倉時代の道元禅師による『正法眼蔵』)にあります。漢方薬は心身一如が基本であり、処方には身体と精神と両方に効果を持つものも多く、適応症をみると何故だろうと思うものもあります。一例を示すと、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)の適応症は不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声、神経性食道狭窄症、不眠症となっています。なんじゃこりゃという感じですよね。東洋医学的には気うつ(気血水の気がうまく巡っておらず滞っている状態)に対する薬で、これがせきのような身体の異常にも不安神経症といった心の異常にも効果があるという事です。西洋医学を勉強してきた身としては理解しづらいことが多いですが、見る方向を変えて勉強していきたいと思います。
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明けましておめでとうございます。本年もスタッフブログをよろしくお願いいたします。
新年を迎えるにあたり、我が家では毎年28日に正月飾りをしています。それまでに、簡単にですが大掃除も行っております。今まで何となく見ていただけの小学一年の息子も、ただいま絶賛お手伝い強化期間ということも重なりたくさん手伝ってくれました。
そこで初めて息子に断捨離をさせてみました。自分に必要なもの、必要でないものを二つの箱に分けさせて整理整頓をする。一連の行為の中で、必要のないものに入れる時に一番時間がかかります。何に迷っているのか聞いてみると、「これは誰がくれたものだから」「これは●●くんといっぱい遊んだものだから」等、物への執着というよりもそれにまつわる思い出が理由でした。これらの物を捨てると、その思い出や気持ちを捨てることになると思ったようです。
その気持ちを受けて、物の写真をとり印刷して写真の後ろに思い出を書くことにしました。彼なりに言語化することで気持ちの落としどころを見つけたようで、無事作業が完了しました。その後断捨離した物は使いそうな方々へ譲渡しました。
私も一緒に一連の作業をしましたが、改めて断捨離の大変さを感じました。特に私はどうしても電子書籍が苦手なので本が溜まっていき捨てるのに一苦労します。物が溢れている今だからこそ断捨離の大切さも実感できました。
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みなさんは、格好いい人はどんな人と尋ねられたら、どう答えますか?
映画の主人公のように、顔やスタイルのいい人でしょうか?格好よさの基準は、人それぞれです。しかし、私は迷わず、こう答えます。「格好いい人とは、信念をもって、それを貫ける人」だと。信念とは、自分が大切に思っていて、どうしても譲れない思いや考えのこと。例えば、「目標に向かって一番の努力をする。」とか「毎日、自分の周りの人達の役に立つことをする。」とか。こうした信念を貫くために意地でも頑張る姿は、本当に格好いい!この格好のよさは、見た目がいいとか、勉強の成績がいいとか、スポーツでいつもレギュラーだというような格好よさとは、また違う格好のよさですよね。
ただ、気をつけなければならないことは、「信念を貫くこと」と「我がままを通すこと」「他人のアドバイスを聞かない」は違います。むしろ、しっかりした信念を持ってる人ほど、人の意見に耳を傾け、自分を成長させられる人ではないでしょうか。こんな人は格好いいと思いませんか?この格好よさは、男女は関係ありません。近頃は、格好いい女性が増えているように感じます。年齢も関係ありません。大人だから格好いいとは限りません。格好いい小学生もいます。
さあ、格好良く生きてみませんか!
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先日、息子と共に保護犬ボランティアに参加してきました。その保護犬施設は、60頭くらいいたと思います。元野犬だったり、虐待を受けていたり、飼育放棄だったり、様々な理由で保護されていました。
私と息子は朝6時前からボランティアスタート、まずは散歩。犬達の小屋に入ってもぶるぶると震えている犬が多く、目を合わせずに首輪めがけて綱を持っていき、繋いで、さぁ行くよと声をかけても立ち上がらないので、綱を持って立ち上がり背中を見せるとついてきてくれる子がほとんどでした。2人で20頭くらいは散歩できたと思いますが、あっという間に8時近くになっており全ての犬を散歩させるには時間がかかるため人手が必要な事が分かりました。その後、ご飯をセッティング、その子にあったご飯を準備して名札をつけて、配って、食べ終わった頃お水を交換していきます。
まだまだやる事はあるから、頑張らねばと思っていたのですが、水替えの時…ベテランボランティアさんから、このレーンの犬達は大丈夫ですので、と聞いてましたが、一頭、水の容器を取ろうとしたらわんわん吠えたので、やめようと思って後ろを向いたら大腿部をがぶっとやられてしまいました。すぐに傷を洗って帰ることになり、結城に戻って傷の消毒と破傷風のワクチンを打ってもらいました。息子からはお母さんの距離が近かったからだと言われました。うんうん。そうだったかも。噛む理由は色々で、自分の身を守る為に噛む事も多いそうで、私のことを怖く感じたのかもしれません。今まで人間に色々されてきて、噛むことで自分を防御していた犬だったのかも…。まだまだ犬の事を理解できていませんでした。
最後は申し訳ない気持ちになりましたが、また犬達のために私にできる事をしていけたらと思っています。うちの犬のことも大切にしながら。(写真はうちの犬です)
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段々と寒い日が増えてきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?冬になると温泉や温かい料理を思い浮かべますが、リハビリテーションにも温熱療法という温める療法があるのをご存知ですか?今日はリハビリテーションにおける温熱療法についてお話ししたいと思います。
温熱療法とは、種々の温熱発生装置によって人工的に得た温水などの温熱を、症状に応じて局所または全身に、直接または間接に与えて治療しようとする療法です。熱エネルギーの作用で循環の改善や疼痛の軽減を図ります。身体の温度を上げることで血行を促進して痛みを軽減させ、特に怪我や手術後のリハビリにおいて、多くの患者さんに利用されています。
温熱のもつ特性を活用し次のような効果を期待して用いられます。
温熱療法の注意点
温熱療法を行う際は、以下の点に気を付けましょう。
温熱療法は、リハビリテーションにおいて非常に効果的な手段です。怪我からの回復、痛みの管理、柔軟性の向上など、さまざまな利点があります。ただし、使用する際は医師と相談し、適切な方法を選ぶことが重要です。健康的な生活を目指すために、温熱療法を取り入れてみることを検討してみてはいかがでしょうか。
温熱療法の適用
・痛みの緩和
・痙縮の軽減、筋緊張の緩和
・軟部組織の伸張性増大
・創傷の治癒促進(血流増進による効果)
最後に当院での温熱療法機器の紹介です。
ホットパック
当院では2種類のホットパック機器を使用しており、リラクセーション、疼痛、拘縮などに対して運動療法前に実施しております。
超音波治療機:細かい音波振動が熱エネルギーに変化することにより関節内部まで加温が可能。またマイクロマッサージの効果により血流の向上や組織の再生を促します。
キセノン治療器:キセノン光線という光を照射する光線療法の機器です。光線治療と同時に干渉波電流治療も行うことができます。
この他にも様々な治療機器を使用し治療にあたっています。
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ハエトリソウやモウセンゴケ、ウツボカズラなどの食虫植物をご存知の方は多いと思います。我が家ではたくさんの食虫植物を育てています。きっかけは、「こびとずかん」のハエトリソウ。当時年長だった孫が大好きで、ホームセンターに行くと必ず“じいじ”と2人で見ていましたが、見ているだけでは飽き足らず、とうとうハエトリソウが我が家にやってきてしまいました。それからは、育てることが楽しくて、次々と色々な種類の食虫植物が増えていき、今に至っています。
食虫植物は昆虫を餌にして育っていると思われるかもしれませんが昆虫を与えなくても育てることができます。光合成を行っているのですが、自生している食虫植物は養分が少ない場所にいるため、養分を補うために昆虫を捕らえているようです。その種類も挟み込み式のハエトリソウだったり、粘着液タイプのモウセンゴケ、そして落とし穴式のサラセニアやウツボカズラなど様々です。
1ヶ月ほど前、大きなウツボカズラに一匹のスズメバチが入っていました。翌日見てみると3匹、また翌日見ると5匹?位うごめいていました。そのとなりのウツボカズラにも2匹、別のものにも…と入っていたのです。びっくりです。
思わず家の周りにスズメバチの巣があるのでは?と心配になるほどでした。甘い蜜に誘われて入ってしまったようです。何日かして見てみるとウツボカズラの消化液でほとんどなくなっていました。驚きでした。しばらくは食虫植物の話題で沸いた出来事でした。
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「食欲の秋」「読書の秋」「スポーツの秋」いろんな「秋」がありますね。皆さんも秋真っ盛りを楽しんでこられたと思いますが、皆さんにとっての「秋」はどんな季節だったでしょうか?
私は看護師として働きながら、趣味で筋トレに励んでいます。今年の8月から「BIG3」と呼ばれるスクワット、ベンチプレス、デッドリフトに本格的に挑戦し、特にスクワットでは80kgを持ち上げられるようになりました。できる重量が上がる過程が楽しく、心身ともにリフレッシュできています。
日々の生活でのストレスや疲れを癒すためにも、適度な運動はとても大切です。例えば散歩や軽いストレッチだけでも、身体を動かすことは心のリフレッシュにもつながります。皆さんも無理のない範囲で「スポーツの秋」を楽しんでみてはいかがでしょうか?健康維持や気分転換に、ぜひ日常生活に少しずつ運動を取り入れてみてください。
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40代の頃に、ある教育講演でアンチエイジングについて、3本柱は「運動」「食事」「お洒落」だという話を聞いたことがあります。“お洒落=毎日鏡を見る”ということです。アンチエイジングには、老化を食い止めていつまでも若々しさを維持するという意味合いがあります。体型や行動など若く見える人は、実際に肉体年齢が若いということが分かってきています。
運動することによって、筋肉量を維持して体脂肪を増加させないことが期待できます。実際に、1日20分 週2回程度の有酸素運動が目安とされています。速く走ることが目的ではないので、心拍数を上げ過ぎずに、息切れを感じたら歩くといったインターバル走の方が、脂肪燃焼には効果的だと言われています。筋肉量を増やすためには、筋トレも必要です。肩こりでお悩みの方には、僧帽筋を鍛えることをお勧めします。ジムなどでマシーンを使わなくても、自宅でのダンベルを使ったトレーニングでも充分代用できます。
食事については、食べ方を意識することが重要だと言われています。規則正しく、腹八分目にというのは基本だと思いますが、食べる順番に注意してみるといいと思います。ベジファーストという言葉を聞いたことがあると思いますが、血糖値の急激な上昇を抑えるために、食物繊維→タンパク質→炭水化物の順番で食べることも効果的です。
続いてお洒落についてです。感情年齢は、脳の前頭葉と密接な関係があります。洋服は表面を着飾るだけでなく、感情の若さを保つアイテムです。また、毎日鏡を見ることで日々の変化にいち早く気づくことが出来るのです。個性的な洋服選びは前頭葉を刺激し、感情の老化を抑えることが期待されています。
これに加えて、水分補給、質の高い睡眠も必要です。皆さんも週2回程度の簡単な運動から始めてみてはいかがですか。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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