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まだ寒暖差がありつつも、日に日に暖かさが増して春らしい季節になりました。私は普段からドライブが好きで、秋には紅葉、冬は雪山が綺麗に見える所を探したりと気の向くままに車を走らせます。景色を見ながらのドライブは日頃の疲れも癒され、ストレス解消になります。今回はこの季節に訪れる場所を一つ紹介します。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、栃木県の下野市国分寺にある天平の丘公園の「淡墨桜」です。一般的に桜と言えば薄ピンクで春を感じさせる可愛らしい花かと思います。淡墨桜は、蕾の時は薄いピンク色で満開になると白色になり散り際には薄い墨色に変化します。なので少し桜のイメージとは違って見えるかもしれません。
私が淡墨桜という桜を知ったきっかけは、小学生の国語の授業で「花咲じいはお医者さん」という話を学習したことでした。枯死寸前の桜の巨樹の根に、238本の若い山桜の根を一本一本、丁寧に、根接ぎをした年老いたお医者さんの話でしたが、なぜか印象深く記憶に残っており、大人になってからも、いつか岐阜の根尾谷の淡墨桜を見に行きたいなと思ってました。しかし、桜の時期にタイミングよく見に行くことは難しく、どこかで見られる所がないか調べてみると近くにも同じ種類の桜があることを知り、見に行くようになりました。
桜の花の見頃は短く、仕事をしていると休日と天気の兼ね合いで、タイミングが合わず見られないこともありますが、今年は、タイミングよく満開の時に見ることができたのでとても良かったです。
他にも桜並木を車で巡るお気に入りのお花見ルートもあるので、まだまだ楽しめるといいなと思います。これからもっと桜以外の花も楽しめる季節になりますので、みなさんもぜひ足を運んでお気に入りのスポットを見つけてみてください。
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最近身体が重くてだるい。寝ても寝ても眠い。そんな日々が続いていました。改善策を見つけるべく、調べてみました。
春は別れと出会いの季節です。定年退職されたお世話になった職場の方との別れ。感謝の気持ちと寂しさと入り交じる感情を味わいました。また新しく入職してくれる新人さんとの出会い。職場の仲間として活躍してくれることを楽しみに待っています。別れと出会いがあり、色々な感情に揺さぶられる季節です。心の栄養も大切です。
自分が一緒にいて居心地がいい人と同じ時間を過ごすということは確実に心の栄養になっています。なお写真は、私の心と身体の栄養になったいちごパフェです。皆様の心と身体の健康を願っております。
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今回は、足利市にある伊勢神社をご紹介します。
数年前にSNSで”伊勢神社”を知り参拝を始めました。初めて神社の鳥居をくぐった時に、なんとも言えない”心地良さ”が忘れられず、年に何度も参拝する神社になりました。
伊勢神社には、伊勢神宮と同じく内宮(本殿)に「天照皇大神」、外宮(豊受大神宮)に「豊受大神」が祀られており、末社「月読宮(つくよみのみや)」があり「月読命(つくよみのみこと)」が祀られています。内宮・外宮・月讀宮の三社が揃う足利のコンパクトなお伊勢さまです。
創建は仁和元年(1151年)。創建870年を超える 歴史ある神社になります。御創建を記念した御朱印(御創建記念,豊受大神宮の御創建記念,月讀宮の御創建記念)は 内宮,外宮,月讀宮を表現した可愛らしい御朱印です。
毎月、季節や催し事に合わせた伊勢神社の御朱印は 拝見するごとに心がほっこりします。
3月半ばにお参りした日はお天気も良く、神社に向かう途中にある福寿橋からは、遠くに見える雪をまとった山々と、土手に咲く菜の花のコントラストも楽しみながら車を走らせました。この日は、先月無事に家族が増えたご報告と感謝を伝え、また4月に小学校に入学する孫のお守りもいただいて帰りました。足利市には織姫神社や鑁阿寺などたくさんのお寺や神社がありますので、お時間ある時に参拝してみてはいかがでしょうか?
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「胃が痛い」と訴えて外来を訪れる患者さんのほとんどが、原因は胃ではありません。正確なデータはありませんが、8割以上が違う印象です。痛みの部位は臨床では「心窩部」といい、左右の肋骨の一番下の交点で臍の上、いわゆる「みぞおち」です。強くぶつけたり当て身を食らったりすると息ができなくなる場所です。解剖学的にはここには胃もありますが、その奥に大動脈があり、周囲に腹腔神経叢という神経が集中するところがあります。おなかの痛みの中枢というイメージです。
もちろん、胃そのものが痛みを発する疾患もいろいろあります。まずは胃潰瘍。胃の壁が深く掘れていく病気です。ピロリ菌やストレス、喫煙などが原因となり、前に穴があくと穿孔と言い、胃液が漏れ出て腹膜炎になります。後ろ側に深くなると、胃の背側には膵臓がありますので、穿通といって膵臓が穴をふさぐ形になります。急性胃炎も痛みます。ストレスや薬剤などで胃粘膜が充血してすりむき傷のような「びらん」を作る急性胃粘膜病変AGMLがその代表。カツオやサバ、イカなどの刺身を食べた直後にアニサキスという寄生虫が胃粘膜に食いついても激痛になります。
いっぽう、臨床で非常に多いのは逆流性食道炎です。健常な胃粘膜が分泌する酸は非常に強力で、胃の入り口が緩い人が満腹のまま横になると、寝ている間に食物と胃酸が食道に上がってしまいます。よく「胸焼け」と表現されますが、喉の違和感を訴える方も多いです。食道の粘膜は酸に弱いので、痛みを感じているのは胃ではなく食道です。
心窩部痛をおこす疾患で重要なのが胆石症です。肝臓で作られる胆汁は黄色い色素を含む消化液で、便の色のもとになります。この胆汁を運ぶ胆管は、胃の右後ろで膵臓の中を通って十二指腸につながります。胆管のわき道で胆汁をためておく小さな袋が胆嚢で、中にできる石を胆嚢結石、俗にいう胆石です。あぶらの多いものを食べた後に右上腹部が痛む「胆石発作」の原因となり、細菌感染を伴うと胆嚢炎になります。胆嚢結石が胆管に移動すると総胆管結石となり、ここで大きな石ができることもあります。胆管と十二指腸のつなぎ目に石が引っかかると激痛を起こしますが、画像検査でも分かりにくく、しばしば見落とされます。小さい石は自然に十二指腸に落ちて、突然痛みが軽快します。症状のない胆嚢結石は経過観察でよいのですが、総胆管結石は治療の対象です。完全に石がはまり込むと胆汁がせき止められ、黄疸や高熱をきたす急性閉塞性化膿性胆管炎になり、敗血症からショックになると高齢者は命を落とします。症状がなくても油断は禁物です。
忘れてはならないのが虫垂炎の初期です。以前ここでも取り上げましたが、典型例の初期は右下腹部ではなく心窩部痛から始まります。虫垂炎とは診断されず胃薬だけを処方されるという事態にもなりかねません。
ほかにも、腸閉塞、急性膵炎、膵臓癌、動脈解離、急性下壁心筋梗塞、特発性食道破裂などなど、心窩部痛を引き起こす重篤な疾患はたくさんあります。胃薬を服用しても改善しないような「胃の痛み」は、胃が原因ではない疾患も念頭に検査を受けていただく必要があります。
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図1をご覧ください。
数ヶ月前の職場の食堂の横の廊下を早歩きしていた時。掃除担当の方が、掃除したてでまだモップを持って近くにいました。でも、それほど地面が濡れていたようには思えませんでしたが、恥ずかしいことに派手に滑ってしまい、「あ!」と思ったら、もう遅く、上半身が後ろにそり、頚部過伸展!!その後数日間、首の痛みと格闘。おかげさまで首の痛みは数日で略治。「何でこんなに滑ったんだろう?」自分の履いていたサンダルの底を見てみると…驚愕。
図2をご覧ください。
完全にツルッツルでした!まるで摩耗しきったタイヤのように、グリップ力ゼロ。これじゃあ滑るわけです。
みんなとりあえず、履いているサンダルひっくり返してみて。
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「ペットボトルが開けられない」
「お風呂で背中が洗えない」
「包丁で根菜が切れない」
外来リハビリで手や肩の怪我をされた方からは、いろんな生活上の困りごとが寄せられます。もちろん手が不自由なことがその悩みを引き起こしている要因なのですが、もうひとつの要因として「もともと無意識でやっていたこと」ということが挙げられます。つまり無意識のあまり、そのやり方を正確に思い出せないのです。
作業療法では活動分析という視点があります。ひとが専ら行っている行為を細かく分析して、その無意識を意識化できるよう工程化していきます。
例えば、手が不自由になった方がペットボトルを開けようとするとき、よく太ももでボトルを挟んで固定し、健康な手でキャップを回転させていることがあります。しかしひとがペットボトルを開閉するとき、本来回転させているのはボトル本体とキャップの両方です。両手で双方をつかみ、雑巾を絞るような動きでキャップを開けています。患者さんにとってどの工程に難渋さがあるかを知り、必要であれば自助具を提供します。コースター大のすべり止めマットを使うことで、悩みが解決することもあります。
お風呂で背中を洗う場合、多くの人は頭の上からタオルを背中へ回す動きをしています。しかし肩関節に痛みがある人は、腱板に負荷がかかるこの動作で痛みが増強し、背中が洗えないから家族に手伝ってもらうという場合があります。そんなときは始めに腰にタオルを当ててから、片方の手を引き上げることで十分洗体は可能になります。
包丁で人参などの根菜が切れないという悩みには、「小指で包丁を握ること」をお勧めしています。手が不自由になると、自分がこれまでどのように包丁を握っていたか思い出せなくなり、親指と人差し指で一生懸命グリップされている方が少なくありません。しかし本来は小指薬指で柄を握り、人差し指は刃の背に沿わせており、グリップには参加していません。作業療法では実際にこの握り方で切る作業を体験してもらい、「できた」と実感していただくこともあります。
これからも当院の作業療法では、ひとの「できた」に寄り添っていきたいと思います。
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納税義務のある者として少しソワソワする時期となりました。そう、言うまでもなく毎年やってくる確定申告の時期です。
社会人になりたての独身のころはさほど申告する内容もなかったわけですが、年を重ね家族も増えるとともに、また一方ではふるさと納税等の新制度の出現に伴い申告が必須となる事由も増えました。
思えば確定申告の方式も時の流れとともに変遷を重ねてきました。確定申告デビューの頃は税務署から配布される申告書を手に取り、自宅で必要事項を記入して自治体での申告相談コーナー(または税務署)等に出向いて提出する形式が主流でした。すべてが手書きであり、申告内容に誤りがあった場合は再提出や修正申告が必要で手続きが煩雑でした。
そこから数年を経て、国税庁の「確定申告書作成コーナー」なるページにて自宅でのパソコンによる申告書作成および郵送が可能となり、手書きを免れたことと自動計算により利便性・安心感が向上しました。
しかし、これも初期は発展途上のシステムで医療費控除や途中から導入されたふるさと納税等は1件ごとに該当のフォームに手入力する必要があり、作成完了する頃にはどっと疲労が押し寄せたものでした。
大きな転換点となったのはe-Tax導入、とくに年毎にreviseされているスマートフォンとの連携性の構築です。e-Taxそのものは20年ほど前から存在はしていたのですが、当初は使い勝手が悪く別売りのカードリーダー(数千円ほど)を購入する必要もあり、利用者はごく一部に限られていました。
しかし、ここ10年来のスマートフォンの普及に伴って申告システムが大幅に刷新され、スマートフォンをカードリーダーとしてまたは申告が完結するためのデバイスとして利用可能になったことで飛躍的に利便性が向上しました。
もちろんこれにはマイナンバーカードの普及が深く関係しています。ちなみに最新のデータでは確定申告でのe-Taxの利用率は約70%だそうです。スマートフォン単独でも申告は可能ですが、私はパソコンでの作業に慣れているためスマートフォン・パソコンの併用で行っています。医療費控除やふるさと納税の書類の読み込みも手間がかからず、かつ各種書類の提出が不要(ただし一定期間の保存は必要)となったことで、オンラインで完結するのが大きなメリットです。これにより確定申告の作業のストレスも相当軽減しました。
年々進化するシステムを使いこなすことが、これからの時代においてはますます重要になっていくと思われ、申告作業がより効率的にかつセキュリティ面でも安心して行えるようになればいいなと感じています。
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先日、友人に誘われてラテンミュージックを聴く機会に恵まれました。コンガ、ピアノ、サキソフォンの3つの楽器それぞれにノリノリの演奏しながらも他の楽器のジャマをせず、聴いている我々も自然と体でリズムをとっていました。
歴史研究家によると最初に作り出された音楽用の楽器は打楽器であったと推測しています。一番古い楽器は人間自身の手と足だそうです。「なるほど」と思わず納得です。長い時間を人類と共に過ごしてきた楽器だからでしょう。体が自然に動いてしまう、それが打楽器の一つの魅力だと思います。楽器分類学(こういう学問があることを今回初めて知りました)では、体鳴楽器と膜鳴楽器に分けられるそうです。体鳴楽器には、カスタネット、カホン、木魚(!)など、膜鳴楽器にはティンパニ、タンバリンなどがあります。小さな子供からご高齢の方まで簡単に音が出せて楽しめる、これこそ今の時代に適していると思うのですが、場所と時間は選ばないといけませんね。ちょっとYouTubeを調べてみたところ、ご高齢者向けのレクリエーションなどの動画が次から次へと出てきました。皆さんとても素敵な笑顔で参加しておられました。ファミリーで参加されている方も多いようです。皆さんもいかがですか?あ!場所と時間だけはご配慮なさって下さいね。
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大寒が過ぎ、節分を迎える頃となりました。いつもスタッフブログをお読みいただきありがとうございます。
当院の管理栄養科では手作りをモットーにし、季節の野菜をふんだんに使ったメニューを提供しています。今回は冬メニューで人気の「白菜の重ね蒸し」をご紹介いたします。
材料(4名分)
1人分あたりのカロリー約180Kcal,たんぱく質15g,塩分0.8g
作り方
白菜はアブラナ科の野菜で、霜に当たると風味が増します。約95%は水分ですが、カリウムなども含まれます。カリウムは体液の浸透圧調整を担っていますので、むくみ防止などに効果ありそうです。ぜひご自宅でもトライしてみてください。
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先日NHKの「総合診療医ドクターG NEXT」を見ていて気になる言葉がありました。青山学院大学陸上部の原監督が、急な腰痛の原因になる病気の候補を聞かれて「坐骨神経痛」と答えた事です。私が外来で診察していても、患者さんが過去の病歴の答えとして「坐骨神経痛」を挙げる方がいます。しかし「坐骨神経痛」は病名ではなく、痛みを感じる身体箇所を含めた「症状」であり、病名ではありません。詳しい内容は日本整形外科学会ホームページ(https://www.joa.or.jp/public/pdf/joa_029.pdf)に譲るとして、なぜこのような事になるのでしょうか。
可能性の第1として「坐骨神経痛」症状を訴えに持つ患者さんが非常に多く存在する事が挙げられます。2023年にオーストラリア・シドニー大学からの報告では “坐骨神経痛の生涯有病率は最大で43%に上るといわれ、坐骨神経痛の85~90%は腰椎の椎間板ヘルニアによる圧迫や炎症が原因とされている。急性坐骨神経痛患者の予後は一般に良好だが、20~30%の患者において、疼痛は1年以上持続する。” との事です(Chang Liu, et al. Surgical versus non-surgical treatment for sciatica: systematic review and meta-analysis of randomised controlled trials. BMJ. 2023 Apr 19)。つまり、おおよそ10人に1人が慢性的な「坐骨神経痛」症状を持って生活している事になります。全員が正確な診断・検査・治療を受けているわけではないと考えますので、「坐骨神経痛」としての状態から「椎間板ヘルニア」病名に辿り着いていない事が考えられます。
次の可能性として、診断が付かない「坐骨神経痛」の存在が挙げられます。臨床現場ではMRI検査において「椎間板ヘルニア」を認めない「坐骨神経痛」が存在します。当院でも上殿皮神経・中殿皮神経障害などの末梢神経障害や慢性疼痛症候群など診断が難しい疾患の治療を行っていますが、正確な診断に辿り着けない患者さんは多く存在します。また「変形性股関節症」等の関節病変が「坐骨神経痛」と同じ痛みを生じる事もあります。「坐骨神経痛」の原因究明が難しい事もあり、「坐骨神経痛」を症候群として捉えて病名の様に説明する傾向があるのかと考えます。
どちらにしても、「坐骨神経痛」を放置せず、正確に診断・検査・治療を行う事が必要ですし、重大な病変を見逃さない事が大切と考えます。
最後に一つ疑問があります。「坐骨神経」という医学専門用語がなぜこれだけ多くの日本人が知っているのか?一般化しているのか?という事です。「坐骨神経」の場所を正確に身体外見より特定する事は難しいと思います。誰かご存じの方はご一報ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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