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  1. 膝痛

疾患情報

膝痛

膝関節の構造

膝関節は体の中で最も大きい関節の一つです。大腿骨、膝蓋骨、脛骨の3つの骨から成り立ち、さらに骨の周りを軟骨や腱・靭帯で構成されています。横から見ると、平らな脛骨の上に丸い型の大腿骨が載り、膝蓋骨が前面で支えているような構造になっています。この構造だけでは不安定なため、骨と骨の間に靭帯や半月板があって安定して動きやすくなっています。

 

 

膝関節痛の原因

膝関節には立っているだけでも負担がかかります。それに加えて曲げたり伸ばしたりという運動が頻回に行われる関節です。そのため、加齢とともに軟骨がすり減ってゆき、関節内変形が発生し炎症が起こります。そのため関節液が増えて痛みが発生します。膝関節疾患の代表的なものが、変形性膝関節症と関節リウマチです。最近は、運動ブームもあり、激しい運動による関節障害や成長期に起こりやすい怪我、スポーツでの受傷などがあります。

 

 

代表的な疾患と治療方法

●変形性膝関節症
加齢とともに骨と骨との間にある軟骨がすり減ってしまい、関節内に炎症を起こしてしまいます。すり減ってしまった軟骨は元には戻らないため、症状は少しずつ悪化してゆきます。さらにひどくなると、軟骨がなくなり、大腿骨と脛骨が露出したり膿腫が出来ることもあります。こうなってしまうと歩行が困難になり、下肢の筋肉が弱ってゆきます。早めの予防や治療が必要です。肥満の人や運動不足、O脚の人は要注意です。

 

【治療方法】

症状が軽い場合は、鎮痛剤や関節内注射、リハビリなど保存的に治療します。保存的治療で治らない場合は、手術(骨切り術、人工膝関節置換術等)が必要になることもあります。

 

●関節リウマチ

症状は、変形性膝関節症と同様に関節痛です。原因は自己免疫疾患の一つです。免疫機能とは、細菌が体の中に侵入する異物を防ぐ大切な機能ですが、時に関節内の滑膜に炎症を起こして、関節を破壊してしまうことがあります。これをリウマチと呼び、関節に発症すると関節リウマチといいます。30~50歳代で発症しやすく、5人中に4人が女性です。進行していくと、関節が腫れたり、ひどい場合は関節が破壊されて変形してしまいます。早期発見と早期治療が必要になります。

 

【治療方法】

以前は、有効な手段がなく、薬で炎症や痛みを抑えたり、悪くなった部位を手術で取り除くくらいしかできませんでした。しかし、研究が進んだことで新しい薬が開発され、病気の進行を食い止めて関節が破壊されるのを防ぐことが可能になってきました。

 

●半月板損傷
半月板は膝関節の大腿骨と脛骨の間に存在し、軟骨性の円板状で膝の内側と外側にあります。関節内のクッションの役割と膝関節の安定的運動に重要な役割を果たしています。半月板が損傷すると、屈伸運動の時に痛みが発生したり、スムーズに動かず、引っかかりを感じたりします。原因は主にスポーツによる外傷と加齢による病変があります。時々、強い痛みと腫れが生じることがあります。

 

【治療方法】

鎮痛剤や注射、リハビリによる保存的方法により症状が改善することがあります。それらの治療でも治らない場合は、手術(半月板切除、半月板縫合)を行うこともあります。

 

●膝靭帯損傷
靭帯は骨と骨をつなぐ役割と膝関節を安定させる役割を担っています。発症の原因としては、スポーツによる外傷や、交通事故などで大きな力が加わった時に靭帯が損傷してしまいます。好発部位は内側側副靭帯と前十字靭帯です。

 

【治療方法】

損傷した靭帯により治療方法が若干異なります。軽症の場合は、サポーター等により固定を行います。内側側副靭帯の場合はそのまま保存療法を行いますが、前十字靭帯場合は、膝の不安定が出現するため、手術で修復または再建術を行ないます。

 

●オスグッド(オスグッドシュラッター病)
オスグッドシュラッター病は、成長期の膝のスポーツ障害で、膝の運動に耐えることが出来なくて起る障害です。運動で、膝の下の骨(脛骨結節)が引っ張られて、その引っ張りに耐えられなくなって骨が突出してしまいます。オスグッド病が痛い原因はこの引っ張る力で過緊張になるためです。発症には男女差があり、男性の場合は小学校高学年から16歳ごろまで、女性の場合は14歳~15歳ごろに発症します。特に蹴る運動(サッカー)や跳ぶ運動(バスケットボール、バレーボール)をしている人に発症しやすいです。多くの場合、成長とともに20歳ごろで痛みはなくなります。対策は痛い時期は無理な運動はさけて、負荷をかけないことです。

 

●膝蓋骨脱臼
膝蓋骨(膝の皿)が本来の場所から外側にはずれてしまい、激痛が走ります。跳ぶ運動(バスケットボール、バレーボール)をしている人に発症しやすく、見た目ですぐわかります。脱臼時に骨折がない場合は、整復したあと膝サポーターなどで固定します。反復して繰り返す場合は、膝蓋靭帯を内側に移動する手術を行う場合があります。

 

●化膿性膝関節炎
感染による腫脹と痛みです。関節内に何かの原因で細菌が入り、関節内が化膿してしまう病気です。痛みや腫れのほか、熱発、発赤、悪寒、食欲不振などの症状が現れます。進行すると、膝関節の一部が破裂して膿が出て、膝関節周辺が壊死してしまうことがあるため早急な対応が必要です。

 

【治療方法】

診断がつき次第、抗生物質の点滴を行い、関節内の膿を注射器で抜き取ります。必要な場合は手術で関節を切開して膿を排出して、十分に洗浄します。

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