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  1. 腰痛

疾患情報

腰痛

腰痛

腰痛にはさまざまな種類・原因があります。腰(脊柱)由来である場合、腰以外が要因である場合がありますので、必要に応じて画像診断等の検査を実施し、正確な診断を行っております。
筋肉の疲労やこりによる場合もありますが、背骨(脊椎)の変形や骨折など、骨に異常が起きているケースも少なくありません。その一方で、検査結果では異常が見られないものの「痛み」でお困りの患者様が多くいらっしゃいます。多くの日本人が悩まされる病気ですが、腰痛持ちの方の85%は原因が不明といわれています。

 

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原因

・デスクワークや長距離の運転など長い時間同じ姿勢でいる
・激しい運動や無理な動きを繰り返す
・引っ越しや介護など、中腰での力作業をする
・事故などで腰に大きな衝撃を受けた
・妊娠や育児などで過剰な負担がかかる

など原因は様々です。

 

 

主な疾患

【成長過程でなりやすい疾患】

●脊柱側弯症
脊椎が10度以上曲がっている場合に側弯症と診断します。側弯症は成長期に進行することが多く、成長の停止とともに進行速度も遅くなる傾向があります。女性に多く見られ、側弯症になると両肩の高さ、肩甲骨の出っ張り方などが左右で異なってきます。

 

●脊椎分離症
脊椎の関節突起間部が分離している疾患です。主に5番目の腰椎に生じ、スポーツを行なう学童期に多く発症します。主な症状は腰痛ですが、運動時に腰痛があっても、普段はあまり症状がないことが多いため、放置される例も少なくありません。

 

【加齢が原因になりやすい疾患】
●腰部脊柱管狭窄症
背骨には脊柱管と呼ばれる孔があります。体を支え続けていると背骨が変形して脊柱管が狭くなってきます。腰部脊柱管狭窄症は、50歳代以降から徐々に増加します。脊柱管が狭くなると、そのなかを走っている神経が圧迫されて、下肢の神経痛やしびれ、麻痺が発生します。時には、排尿後にまだ尿が完全に出し切れない感じ(残尿感)などが発生します。腰部脊柱管狭窄症では、長距離を続けて歩くことができなくなります。

 

●椎間板ヘルニア
椎間板は、椎骨と椎骨の間に存在し、背骨に加わる衝撃を緩和するクッションの役割を担っています。椎間板は中心部にゼリー状の柔らかい組織があり、年齢とともにみずみずしさがなくなっていきます。この椎間板に強い圧力が加わると亀裂が生じ、椎間板のゼリー状の組織が押し出され突出します。これを椎間板ヘルニアと呼びます。突出した椎間板が周囲の神経に触れると下肢に痛みが生じます。症状が進行すると、蹴まづきやすいなどの運動障害が起こります。

 

●腰椎変性すべり症
腰の骨が前後にずれてしまう病気で、中年以降の女性に好発し、第4番目の腰椎に認められれることが多いです。多くは加齢とともに腰椎の椎間板や関節・靭帯がゆるみ、腰椎がずれるようになり、脊柱管が狭窄することで神経が圧迫され、腰痛や下肢の痛み・しびれが生じます。末期になると安静時にも下肢の痛みやしびれが出現するようになります。

 

●頸椎後縦靭帯骨化症
脊髄に接している後縦靱帯が骨化して、脊髄を圧迫する病気です。40~50歳台の男性に多く、糖尿病との関連が指摘されています。進行すると脊髄圧迫による首や肩の痛み、四肢のしびれ、運動障害、歩行障害などが生じます。また症状がないか軽くても、転倒などの怪我で脊髄麻痺を生じることがあるので注意が必要です。なお厚生労働省特定疾患として認められています。

 

●骨粗鬆症
骨粗鬆症は、新しい骨を作るために骨をとかす働きが新しい骨を作る働きを上回り、骨の量が減少した状態をいいます。
骨粗髪症になると骨がスカスカになるだけではなく、骨の質も変化するため、骨が脆くなります。骨の代謝は女性ホルモンの影響をうけるため、女性では閉経後に多く見られます。骨粗鬆症では骨が脆くなるため、ちょっとしたことでも脊椎・関節・大腿骨などの骨折が起こりやすくなります。

 

【事故やその他】
●脊椎脊髄損傷
事故などで脊髄を傷つけることを脊髄損傷といい、四肢体幹、膀胱直腸に様々な程度の麻痺を生じます。受傷原因としては、交通事故、高所からの転落事故、転倒、スポーツ事故などが多いです。

 

●脊椎・脊髄腫瘍
背骨にできた腫瘍(がん)です。初めから脊椎に発生した原発性と他の部位にできた悪性腫瘍が転移した続発性とに分類されます。さらに原発性脊椎腫瘍は良性と悪性に分類されます。原発性の頻度はまれですが、種類も豊富で若年者から年配の方までの幅広い年齢層にみられます。一方、転移性脊椎腫瘍は中・高齢者に多い傾向にあります。

 

●化膿性・結核性脊椎炎
背骨に細菌が付着し、骨の感染を起こした状態です。細菌感染によるものを化膿性脊椎炎、結核菌感染によるものを結核性脊椎炎と呼びます。発症年齢は中・高齢者が大部分です。一般的な症状は発熱や骨髄炎に伴う病巣部の痛みですが、神経を圧迫している場合には手足に進行性の麻痺が発生することもあります。

 

 

診断

下記の機器を用いて診断を行っていきます。

 

【X線レントゲン検査】
・骨が潰れているかどうか
・骨が湾曲してないか
・骨がずれているか
・椎間板の厚みの減少について
・加齢による骨の変形について
・腫瘍の有無について

 

【MRI検査】
・筋肉・靭帯・骨の形態の診断
・脊柱管・椎間板ヘルニアなどによる神経圧迫の有無
・手術適用かの判断

 

【尿検査・血液検査】
・骨粗鬆症の診断(血液中カルシウム濃度)
・尿路結石症・胆石症・膵臓炎など腰以外が要因であるかどうかの診断

 

 

治療方法

消炎鎮痛剤などを内服し、痛みが軽減してきたら腰部のストレッチングや筋力訓練をおこないます。腰痛が強い場合は、コルセットを装用し日常生活で腰に負担のかかる動作を避け安静にします。治療は保存療法(内服薬、ブロック注射療法、コルセット、理学療法など)が原則ですが、運動器リハビリテーション、装具療法、牽引などを行う場合があります。
さらに適切な治療にも関わらず下肢の痛みが治らない場合や下肢の麻痺が進行する場合や前述の排尿、排便障害がでてくるような場合には、手術が必要です。
手術の内容としては、圧迫している部分の骨を削る方法(除圧術)や前方から骨化を取り除き、骨を移植して固定する方法(前方固定術)と、後方から椎弓を形成して脊髄の圧迫を解除する方法(椎弓形成術・脊柱管拡大術)などがあります。

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