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  1. 息切れ

疾患情報

息切れ

息切れとは

呼吸をするとき通常であれば意識しませんが、呼吸が苦しかったり、呼吸をする際に不快感を感じた場合を息切れといいます。運動した後や緊張した時などに息切れすることが多いと思います。息切れでも程度が様々あるため息切れを評価する質問票としてMRC息切れスケールというものがあります。

 

グレード0…激しい運動をした時だけ息切れがある
グレード1…平坦な道を早足で歩く、あるいは緩やかな上り坂を歩くときに息切れがある
グレード2…息切れがあるので、同年代の人よりも平坦な道を歩くのが遅い、あるいは平坦な坂道を自分のペースで歩いているとき、息切れのために立ち止まるときがある
グレード3…平坦な道を約100m、あるいは数分歩くと息切れのために立ち止まる
グレード4…息切れがひどく家から出られない、あるいは衣服の着替えをするときにも息切れがある

 

息切れの具合がグレード2以上であると病的な原因が考えられます。

 

 

息切れの原因

呼吸は酸素を体内に取り込み、二酸化炭素を体外へ排出するために行います。血液中の酸素の量が不足すると肺や筋肉、血管が察知し、信号を脳に送ります。すると脳からもっと呼吸をするように指令が出され、その結果、呼吸量が増えて息切れを感じます。運動後などで単に酸素が不足しているときは正常ですが、肺の機能はきちんと働くが体に酸素が届けられない時や、酸素はきちんと行き届いているが酸素が足りないと誤って認識してしまう場合は病気が疑われます。

 

 

息切れの原因となりうる病気

【肺の病気】
肺炎、気胸、胸膜炎、気管支喘息、過換気症候群、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、びまん性汎細気管支炎、肺がん、誤嚥など

 

【心臓の病気】
急性心不全、急性心筋梗塞、弁膜症、拡張型心筋症、不整脈など

 

【血管の病気】
肺血栓閉塞症、肺梗塞など

 

【血液の病気】
貧血、白血病など

 

【その他】
自律神経失調症など

 

 

 

息切れの診断

血液にきちんと酸素がいきわたっているかを計測する機械を指先につけて、酸素飽濃度を測ります。
息切れの原因が上記に挙げたような症状の場合は、それぞれに応じて必要な検査・診断を行います。

肺の病気では肺活量を測る呼吸器機能検査を行ったり、レントゲン、CT、MRIで肺の形や形状の変化を確認します。
心臓の病気では心電図検査により、心臓の電気信号が正常化計測したり、超音波検査により心臓の形や動きを確認します。
血管の病気のでは血管造影CTを行います。血液内に造影剤を注入し、形状やつまりがないかなどを確認します。
血液の検査は基本的に採血で行います。

 

 

息切れの治療

息切れの原因となっている疾患には治療で改善するものと、改善しないものがあります。治療で改善しないものに関しては、症状がそれ以上悪化しないように治療する必要があるので、息切れを自覚したら、早めの受診をおすすめします。
 肺炎や胸膜炎などの一時的な病気は炎症がひけば改善がします。しかし肺炎の一部でも、肺の機能が完全に戻らないことがあり、誤嚥性肺炎などくりかえしやすい肺炎の場合は少しずつ機能が低下する場合があります。
 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の原因の多くは、タバコを吸っている人やタバコを吸ったことがある人に多く見られる病気です。肺の機能の改善は難しく、悪化を防ぐためには禁煙が必要です。さらに感染症を予防するためにインフルエンザや肺炎球菌の予防接種をする場合があります。それでも日常業務に支障をきたす場合は息切れが発生した場合、酸素ボンベを自宅に酸素吸入を行う在宅酸素療法が必要になる場合があります。
 心臓が原因で息切れが発生する場合は心臓の治療が必要になります。よくみられるのは心不全です。これは心臓のポンプとしての役割がうまく働かず、酸素を含んだ血液が全身に届かなくなっている状態です。この場合は、心臓の負担を取り除く治療をしたり、不整脈が原因の場合は内服薬やペースメーカーを挿入したりします。
 貧血が原因の場合は、出血がないことを確認した上で治療を始めます。鉄の投与で改善することもありますが、高齢者の場合は血液を作る機能が低下していることもあり、場合によっては輸血が必要な時があります。また、がんが発症している場合もありますので極力専門医の診察を受けることをお勧めします。

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