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  1. 最近読書していますか?

スタッフブログ

スタッフブログ 2019.03.06
最近読書していますか?

皆さんは、最近読書をしていますか?

ひと月に一冊も読まない大人が日本では過半数を超え、週刊誌、雑誌は読むけれどもと、スマホのゲーム、SNSなどは良くやる大人が多いということの様で、ストレス解消には、少しは役にたっているのかもと思われますが、仕事も家事も忙しく、中々、読書が出来ないとおっしゃるかもしれません。 

世には、啓発本、ノウハウ本など、直接に役に立つ本も有りますが、古い時代に書かれて今残っている名著、現代に書かれたものでも普遍性をたどり自分の精神を豊かにし、視野を広げ、質的な変化を与えてくれる、広い意味で役に立つ名著があります。

NHK Eテレの番組『100分de名著』という番組を皆さんは、ご存じですか?

もう8年ほど放映され、再放送もあります。古今東西の名著を25分×4回、トータル100分で読み解きます。案内役はタレントの伊集院光さんと、NHKアナウンサー、それにゲスト解説者(指南役)とでアニメーション、紙芝居などを使い奥深い名著をわかりやすく解説しています。

今、働き方改革が検討されていますが、ただ単に仕事に追われるのではなく、自分が置かれている場所で、生き方を考え、生きる意味を考える事も大切です。昨年の番組では三木清の「人生論ノート」神谷美恵子の「生きがいについて」河合隼夫の「ユング心理学」スピノザの「エチカ」などが放送されました。

人間の心を読み解き、そこに込められた生き方論や心の再生について現代人に通じるメッセージが読み解かれていきました。忙しい現代人には、こういう番組からヒントを貰い、読書を始めるのも、いいかもしれません。

 最後に皆さんにお奨めしたい一冊はヴィクトール・フランクルの「夜と霧」です。ユダヤ人であった著者自身がアウシュビッツ強制収容所に収容され、残酷な生活の中で人々の心の移り変わりを、心理学者で精神科医である立場で、丁寧に記述し生きる意味を問い、「私たちが生きることからなにを期待するかではなく、むしろ生きることが私たちからなにを期待しているか?」と述べています。

 では、今年も皆さんにとって、良い年となりますように Bon voyage!

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