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スタッフブログ 2020.01.21
災害支援ナースについて
いつも結城病院スタッフブログをお読みいただいてありがとうございます。
毎年起きる地震、昨年の台風被害、日本は災害が多い国ですね。
大きなものでは東日本大震災や熊本地震、西日本豪雨などのような大規模な災害がありました。
今後もこのような災害は起こり、被災者の心身や生活に影響を与えることが予想されます。
皆さんは、「災害支援ナース」という言葉をご存知ですか?
今回はその災害支援ナースの役割について少し紹介します。
どうしても災害と聞くとDMAT(災害派遣医療チーム)という言葉を思い出したり、耳にした事が多いと思います。
主に災害急性期における被災者支援やケアを行うDMATに対して、
災害支援ナースは災害発生3日以降から1ヵ月間、被災した医療機関や社会福祉施設、避難所などで活動します。
また、DMATの一員として災害現場に入ることもあります。
看護職自身が被災したような時も、心身の負担を軽減し支えるよう努めるとともに、
被災者が健康レベルを維持できるよう、被災地で適切な医療・看護を提供する役割も担ってます。
私はまだ現場には入っていませんが、
先日、災害支援ナースの登録更新のための研修に参加してきました。
現地での情報収集の方法や意見交換、参加した方々の話はとても貴重なもので参考になりました。
災害支援ナースは自己完結型です。
衛生材料の他、お水から食料、寝袋その他ヘッドライトなどの大きな荷物を持参します。
2020年になったので災害支援ナースセットの中味を見直しています。
皆さんもいつ災害が起きるかわからない現状に、災害用品の準備は大丈夫ですか?
これをキッカケに揃えてみて下さいね。
この研修を機会に現地を積極的に訪れ、災害支援を続けていけたらと思います。
最後になりましたが、今回台風で被災された方々には心からお見舞い申し上げるとともに
復興に尽力されている皆様には安全に留意されご活躍されることを願います。