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  1. 在宅医療と気候について

スタッフブログ

スタッフブログ 2022.12.07
在宅医療と気候について

 いつもスタッフブログをお読みいただき、ありがとうございます。

 

 「烏兎怱怱」という言葉がありますが、昨年、スタッフブログに投稿させていただいてから、早くも2年目の冬を迎えようとしております。
 前回のブログにも書かせていただきましたが、天候や気温変化の影響は、訪問業務従事者にとって、切実な問題です。我々、在宅医療に携わるスタッフにとっても当然ですが、利用者さんの体調変化にも影響するため、気象予報を気にすることが習慣になりました。
 利用者さんの中には、室温管理などが難しい方も多く、夏場もエアコンを使用されていない方もいらっしゃいます。我々、訪問スタッフが他の在宅サービス事業者の方々と連携することで、大事には至らなかったケースもございます。

 

 初年度の業務を通して感じたこととして、冬場は寒さ対策をすることで難なく乗り切りましたが、夏の暑さは対策が難しく、やっとのことで夏を乗り切ることができたということを実感しています。2年目の夏となる2022年の天候を振り返ってみると、気象庁の発表では、今夏6月~8月までの平均気温は、1898年の統計開始以来、2番目に暑い夏だったそうです。東京都のデータになりますが、9月30日までで猛暑日を17回も記録しています。また、7月1日には40℃以上となった地点が6地点もあり、1日に40℃以上を観測した地点数の過去最多記録を更新したそうです。東京都心でも6月25日~7月3日まで9日連続で35℃以上の猛暑日を観測しており、2015年に記録した8日連続を上回り、観測史上最長となったそうです。2022年の梅雨明けの速報値は、6月に発表されており、平年より大幅に早く、記録的に期間の短い梅雨とされました。その後、9月1日に確定値が発表され関東甲信の梅雨明けは7月下旬と遅く修正されています。速報値では、6月下旬から7月の記録的な猛暑を夏の始まりとしたものの、確定値では、記録的な猛暑となった期間を「梅雨の中休み」として、大幅な梅雨明け時期の変更がありました。関東甲信の梅雨明けが1か月近くも変更された事例は過去になく、異例尽くめの夏でした。おまけに秋も観測史上最も暖かく、気象庁は、2022年の秋(9~11月)の日本の平均気温は、1898年の統計開始以降、最も暖かかった2019年を上回り、最高を更新したと発表しています。2022年は、まさに暑さの厳しい年だったと振り返っております。これから冬を迎えるにあたり、寒さ・乾燥対策など体調管理に気を付けて職務に当たりたいと思っております。

 

 手前味噌ではございますが、在宅での療養生活、リハビリテーションなどのサービスについては、是非「訪問看護ステーション春風」までご相談ください。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

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