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スタッフブログ 2025.02.26
確定申告今昔
いつもスタッフブログをお読みいただき、ありがとうございます。
納税義務のある者として少しソワソワする時期となりました。そう、言うまでもなく毎年やってくる確定申告の時期です。
社会人になりたての独身のころはさほど申告する内容もなかったわけですが、年を重ね家族も増えるとともに、また一方ではふるさと納税等の新制度の出現に伴い申告が必須となる事由も増えました。
思えば確定申告の方式も時の流れとともに変遷を重ねてきました。確定申告デビューの頃は税務署から配布される申告書を手に取り、自宅で必要事項を記入して自治体での申告相談コーナー(または税務署)等に出向いて提出する形式が主流でした。すべてが手書きであり、申告内容に誤りがあった場合は再提出や修正申告が必要で手続きが煩雑でした。
そこから数年を経て、国税庁の「確定申告書作成コーナー」なるページにて自宅でのパソコンによる申告書作成および郵送が可能となり、手書きを免れたことと自動計算により利便性・安心感が向上しました。
しかし、これも初期は発展途上のシステムで医療費控除や途中から導入されたふるさと納税等は1件ごとに該当のフォームに手入力する必要があり、作成完了する頃にはどっと疲労が押し寄せたものでした。
大きな転換点となったのはe-Tax導入、とくに年毎にreviseされているスマートフォンとの連携性の構築です。e-Taxそのものは20年ほど前から存在はしていたのですが、当初は使い勝手が悪く別売りのカードリーダー(数千円ほど)を購入する必要もあり、利用者はごく一部に限られていました。
しかし、ここ10年来のスマートフォンの普及に伴って申告システムが大幅に刷新され、スマートフォンをカードリーダーとしてまたは申告が完結するためのデバイスとして利用可能になったことで飛躍的に利便性が向上しました。
もちろんこれにはマイナンバーカードの普及が深く関係しています。ちなみに最新のデータでは確定申告でのe-Taxの利用率は約70%だそうです。スマートフォン単独でも申告は可能ですが、私はパソコンでの作業に慣れているためスマートフォン・パソコンの併用で行っています。医療費控除やふるさと納税の書類の読み込みも手間がかからず、かつ各種書類の提出が不要(ただし一定期間の保存は必要)となったことで、オンラインで完結するのが大きなメリットです。これにより確定申告の作業のストレスも相当軽減しました。
年々進化するシステムを使いこなすことが、これからの時代においてはますます重要になっていくと思われ、申告作業がより効率的にかつセキュリティ面でも安心して行えるようになればいいなと感じています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。