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スタッフブログ 2022.08.03
山でのプチ遭難
約2年前、コロナ第2波が落ち着いた頃のある日曜日、急に思い立って、ハイキングに行きました。宇都宮市の古賀志山・北コースというルートです。山に行きなれているわけではなく、知識も経験も乏しいことは十分自覚。しかし、ある程度の下調べにより、それでも大丈夫だろう、と見込んでそのルートに。
当日色々あり、現着したのが昼すぎ。下調べによれば往復で「2時間程度」「1−2時間」などと記載されておりました。「まあ、大丈夫だろう」と判断。スタートすると、下山する人とはそこそこすれ違いますが、同じ方向に登っていく人はほとんどいません。やっぱり遅すぎたか。。「まあ、いいか」。山ですので、足を踏み入れると、マイナスイオンをたっぷり浴び、喧騒から逃れられます。時にせせらぎと並走しつつ、また、「この湧水飲めますよ?」と言わんばかりにコップが置かれている水場もあります。気分が高揚します。
20-30分程度歩いたでしょうか。(私にとっては)★分岐点にぶち当たりました。
右手にせせらぎがあり、このせせらぎを渡る橋らしきものがあります。一方で渡らずに真っ直ぐに進める山道もあります。「この橋を渡るのか or 渡らずにまっすぐ進むのか。」で迷いました。しかし、「渡るのが正解ならば、その案内があるはずだ。ないのだから真っ直ぐ!」と判断。山道は続きます。所々に林業の人が使うのでしょうか、業務用の小さな標識(少なくても道案内ではない)らしきものが建てられていました。人工物があることで、「大きな道間違いをしていない」と言い聞かせている自分がいました。自分の歩いているコースと少し並走していたせせらぎの向こう側からでしょうか。集団の声が聞こえました。木々が邪魔し、その姿までは見えません。「自分のコースとは違うコースの人なのだろう」と判断。この判断が間違えていたことが後からわかります。その声もすぐに聞こえなくなりました。先刻まで少ないながらもすれ違った下山者とは今は全くすれ違いません。
「全くのど素人が初めての山道で単独で山頂を目指す」状態にさすがに不安を覚えつつ、せせらぎとも別れ10分程度進んだでしょうか。気づくと、「山道にいる」と言うよりは「単なる山の斜面にいる」と言う方があっているような状況にいました。「あっちが山頂なのだろう」程度は推測できましたが、どの方向に足を進めるべきかわかりません。。「今、正規の山道にいるのかどうかわからない、というか多分いない」。周りは、何の木かはわかりませんが、同じ木ばかりが続き展望なし。
「やっちゃったなあ。。多分。。。」焦りました。この時点で午後1時ちょっと前。「引き返すなら今だ!」猛然と引き返します。程なく先刻のせせらぎに戻れて少し安心。そして上述の★分岐点へ。ここまでくればもう大丈夫。分岐点にあった橋を渡ってみると、渡った先に登山者むけの「北コース」案内標識がありました。「渡る前に立てておいてくれよおーっ!!」。もうそこからはその道を登る気にはなれませんでした。
駐車場に向かう途中で少し雨がパラつきました。大した雨ではありませんでしたが、戻れる前だったら、メンタル削られただろうと思わずにはいられませんでした。振り返ると反省点だらけ!出発が遅すぎた、もっと早く分岐点で橋を渡ってみてまた戻るなど吟味すればよかった、あの集団の声こそが自分が目指していた北コースだった!幸いだったのは、引き返しの判断ができたこと。
いつか、、リベンジするか、、、どうしようかな。。。行くのなら今度はもっと早く出ないとな!
追記
①古賀志山コースを整備してくださっている関係者の方々 駄文は筆者の実力不足によるものであり、どうか気を悪くなさらずに。整備ありがとうございます。
②写真・図は以下の資料を使わせていただきました。
http://forestpark-utsunomiya.jp>hiking>course_guide
★分岐点付近 (★分岐点そのものはこの写真の枠外左下の方)