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スタッフブログ 2024.03.20
天竺の話
いつもスタッフブログをお読みいただき、ありがとうございます。
時節柄花粉症にお悩みの方も大勢いらっしゃるかもしれません。そのような方にはもしかするとありがたい?かもしれない話です。
自分が天竺という地名を知ったのはおそらく小学生になった頃でしょうか。母が西遊記を読み聞かせてくれた時だと思います。三蔵法師が経典をもとめて孫悟空や猪八戒などを連れて旅をする物語でした。その後テレビドラマで夏目雅子が三蔵法師役をつとめて人気を博しました。孫悟空というと先日お亡くなりになった鳥山明のドラゴンボールにでてくるキャラクターですが、もともとは三蔵法師にお仕えして天竺まで行くという設定です。
その後その地名を見たのは高校生の時、竹取物語を読んだときでしょうか。かぐや姫にプロポーズをした王子のうち一人が実際にはありえないものを天竺から持ってくるよう言われた・・・そのような話だったかと。
何かしら大変ありがたく、不思議な土地だと思っていました。
時代は下って40年ほど前、私も花粉症の症状がでてくるようになりました。何かしら鼻がムズムズとして鼻水が垂れてくるようになりこれは困ったと思っていました。そんな頃に一か月インド・ネパールを旅しました。
まことに質素な旅で泊る宿は一泊せいぜい数百円、ロンギーと呼ばれる布を腰に巻いてサンダル履き、リュックサック一つ背負っての旅行でした。食べるものはもちろん現地の人と全く同じもので、何度も腹をこわしました。
まるで修行のような旅から日本に戻って次の年の春、花粉症はものの見事に治っていました。なんだか不思議だとは思っていましたが、それから数年して東京医科歯科大学の藤田先生がお書きになった「笑うカイチュウ」という本を読んで、疑問は氷解しました。
花粉症にお悩みの皆様、天竺まで解脱の旅、いかがですか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。