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  1. 熱中症予防について

スタッフブログ

スタッフブログ 2025.07.23
熱中症予防について

 いつもスタッフブログをお読みいただき、ありがとうございます。
 

 今年も連日暑い日が続いており毎日のように熱中症警戒アラートが発表されております。令和7年6月1日より職場における熱中症対策が義務化となり、熱中症対策のリーフレットなどが掲示されていますが今回は熱中症予防に向けて「暑熱順化」と「お年寄りや障害のある方の熱中症予防ポイント」についてお話させていただきます。

 

 「暑熱順化」とは体が暑さに慣れることです。暑熱順化により早く汗が出るようになり、体温の上昇を食い止められるようになります。暑い日が続くと体は次第に暑さに慣れて暑さに強くなりますが、数日暑さから遠ざかると暑熱順化の効果はなくなると言われています。梅雨明けやお盆明けなど休みの間に暑熱順化が戻ってしまう場合があります。また帰省や移動などで疲れている場合、より熱中症に注意が必要です。

 
 暑熱順化トレーニングの方法の例として、筋トレやストレッチ、歩くなど、適度に汗をかく運動を30分ほど行うことが良いとされていますが、運動が難しい方は、入浴やサウナでもよいそうです。暑熱順化できてないタイミングで暑い環境で作業をしたり出かけたりする予定がある方は、2週間ほど前から日常生活の中で無理のない範囲で汗をかくようすることが重要です。

 

 次に「お年寄りや障害のある方の熱中症予防のポイント」についてですが、ご自身で熱中症予防ができない場合は介助者の方やご家族の方が対策を講じることが重要です。基本的なことではありますが以下の点に注意が必要です。
① 「日傘・帽子の着用」
歩行器や車椅子で移動される方は日傘の利用が難しいため、短時間の外出でも帽子着用を促しましょう。
② 「水分補給」
のどが渇いていないと水分を控える方が多いですが、のどが渇く前に水分補給を促しましょう。
③ 「通気性の良い服装で外出」
病院や施設での生活が続いており通気性の良い服がない方や、エアコンの風が寒いと厚着を好まれる方もいらっしゃいますが、外出時には通気性の良い服装を準備しましょう。

 

 これからも暑い日が続くと思われますが、ご自身やご家族も含めすべての方が熱中症にならないよう基本的な事から予防に取り組みこの夏を安全にお過ごしください。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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