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スタッフブログ 2025.10.08
秋の日にふと思う
いつもスタッフブログをお読みいただき、ありがとうございます。
木々の葉も色づきはじめ秋の深まりを感じる季節になりましたが、皆様いかがおすごしでしょうか?
ひんやりとした秋風に背中を押され、ふと、部屋の片付けをはじめた午後、引き出しの奥から懐かしいものが出てきました。娘が小さかった頃に「ママの絵だよ」と言って渡してくれた私の似顔絵です。小さな手で描かれた拙い線に 幼い日の娘の気持ちが詰まっていて、胸がじんわりと熱くなりました。けれど、同時に切ない思いも込み上げてきました。最初に絵をもらった時は、本当に嬉しくて宝物のように感じていたのに、そのうち「また描いてくれたんだだね」と慣れてしまい、最後に描いてくれたのがいつだったのか、どこにいってしまったかさえ覚えてません。思えば一緒にお風呂に入ったのも、一緒に眠ったのも、気づかないまま『最後』が訪れ、静かに過ぎ去ってしまいました。
子育てに夢中だったころ「早く手がかからなくなればいい」と思ったこともありました。けれど、振り返ると、その時間こそが一番の宝物で、もっと大切にすればよかったと悔やまれます。当たり前のことですが、子供は、いつまでも小さいわけではなく、気づけば、親の手を離れ、どんどん自分の世界へ歩いていくのですね。
私は、もうあの日に戻ることはできません。だからこそ、今、子育てをしている方や、これから子育てを迎える方には、同じ後悔をしてほしくないと思います。「もしかしたら、それが最後の瞬間かもしれない」そう思って子供との一日一日をどうか大切にしてください。
秋の空の高さに胸をあずけながら、娘との日々を思い返す、寂しさと感謝が入り混じる、そんな秋の日の午後でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。














