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  1. 医療機関の受診は控えないで

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スタッフブログ 2021.02.03
医療機関の受診は控えないで

 いつも結城病院スタッフブログをご覧いただきありがとうございます。

 

 新型コロナの全国流行に伴い、令和2年4月に続き、令和3年1月にも、緊急事態宣言が発令されています。首都圏の1都3県だけでなく、茨城県も、県独自の緊急事態宣言を発し、不要不急の外出を控えるよう、呼びかけられています。

 しかし、一方で、医療機関の受診などを過度に控える動きや、献血に協力する人が減少することが懸念されています。1月に厚生労働省は、乳幼児の予防接種やがん検診を予定どおり受けるよう呼びかけ、献血については各都道府県に対し献血会場の確保などを求める通知を出しました。

 

 慢性の疾患の治療を受けている方が、感染を恐れ、必要な受診を控えることは、健康を損なう可能性があります。昨年の緊急事態宣言の際に、受診遅れや重症化が報告された医療機関は、内科や小児科だけでも40%以上で報告されていました。実際、当院でも5月から夏にかけて、糖尿病や高血圧などの通院を中断されてしまい、合併症などで重症になって入院されたケースを何件も経験いたしました。

 

 また、がん検診の受診率も、令和2年は前年に比べて40%以上減少が報告されており、当院でも患者さんから「がん検診で受診を勧められたが、今はコロナで病院は大変なのに受診してもいいのでしょうか」と質問されたことがあります。もし本当に「がん」などの病気があった場合、「がん」は早期診断・早期治療が非常に重要ですが、受診控えで治療が遅れることで悪化することは、ご本人にとっても、治療する医療側にとっても非常に残念な結果になります。

 

 厚生労働省は「医療機関や健診会場では消毒や換気などの感染対策が徹底されている。コロナ禍であっても自分の判断で受診などを控えず、かかりつけの医師にも相談して、適切な医療を受けてほしい」としています。医療に、不要不急はありません。必要な時は、必ず医療機関を受診するようにしてください。

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