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  1. 肩痛(肩の痛み)

疾患情報

肩痛(肩の痛み)

肩関節の構造

の体の中で最も可動域の大きな関節です。そのため、構造も大変複雑になっています。肩関節は、上腕骨と肩甲骨関節窩(狭義)とで成り立っており、上腕骨の端(上腕骨頭)に肩甲骨が覆い被さる様な構造となっています。さらに上腕骨と肩甲骨肩峰との間に腱板があり、二重の構造になっています。

 

 

肩関節痛の原因

様々な原因により関節に炎症が起こったり、複雑に絡み合った骨や腱や筋肉に損傷が起こった場合に発生します。それぞれの症状により、治療方法が変わってきます。

 

 

代表的な疾患と治療方法

代表的な疾患について原因と治療法をあげます。
【五十肩(肩関節周囲炎)】
年齢を重ねるほど発生しやすい疾患で40代~60代が好発時期です。関節の可動域に制限が生じ、腕が上がらなかったり、痛みが発生します。痛みは片方の場合と両方の肩に発生する場合があります。原因は、加齢に伴い肩関節の周辺組織が変性してしまい、関節内で炎症が発生してしまうためです。 五十肩は、症状から三期に分けられます。 急性期:痛みが強くなるとともに、肩関節が動きにくくなります。(発症~2週間程度) 慢性期:徐々に痛みは減るが、肩関節は動きにくいままです。(2か月~1年) 回復期:痛みは少なくなるものの、可動域には若干制限が残ります。 ・治療方法 ほとんどが、鎮痛剤や注射、リハビリにて回復します。しかし、可動域にひどい制限が残る場合は手術が必要な場合があります。

 

【石灰沈着性腱板炎】
五十肩と症状は似ていますが、夜に突然激しい痛みが出現する傾向にあります。原因としては、関節内にミルク状のカルシウムが腱板に付着し、徐々に固まっていきます。さらに症状が進むと炎症を起こし、痛みが発生します。

・治療方法 カルシウムがまだミルク状の場合は、注射針をさし、吸引して抜き取ります。 鎮痛剤や注射、リハビリにて回復します。しかし、可動域にひどい制限が残る場合は手術が必要な場合があります。

 

【肩腱板断裂】
症状は五十肩と似ていますが、可動域の制限が発生することは少ないです。また、腕を挙上する際、ジョリジョリと音がする場合があります。原因としては、肩を使いすぎによる腱板の老化や外傷によります。一度切断してしまうと自然治癒は見込めません。

・治療方法 ほとんどが、鎮痛剤や注射、リハビリにて回復します。しかし、肩の痛みが取れない場合は断裂部を縫合します。手術後は装具にて固定を行い、1か月ほどの安静が必要です。

 

【変形性肩関節症】
上腕骨頭と肩甲骨の間にある軟骨や周辺組織が損傷し、関節が変性しています。徐々に痛みや可動域に制限が発生してきます。

・治療方法 基本的に鎮痛剤や注射、リハビリによる保存療法を行います。保存療法では痛みが取り除けなかったり、症状が改善しない場合は、手術の検討が必要になります。滑膜切除や人工関節(人工骨頭置換術、人工肩関節置換術)などが選択されます。

 

【その他】
●肩こりは病名ではありません。体の疲れや筋肉疲労、不自然な姿勢の長時間保持、ストレスなどにより引き起こされます。肩の筋肉が緊張することで発生する血行不良や筋肉活動の老廃物としての乳酸などが原因です。

 

●頸椎症

背骨(頸椎)の中を通っている神経が何らかの要因で、圧迫されたり、傷がついてしまうことで、肩に痛みが発生する場合があります。頸椎椎間板ヘルニアの場合は、肩、首の痛み(ピリピリっとする)に加えてしびれ、力が入らないなどがあります。

 

●狭心症・心筋梗塞
心臓に栄養を運ぶ血管が狭くなったり、詰まったりして、心臓の動きを悪くしてしまう病気ですが、発症の前兆として左肩の痛みを訴えられる方もいらっしゃいます。特に、血圧や血糖値、コレステロール値が高い方は注意が必要です。

 

【スポーツ外傷】
●反復性肩関節脱臼

初めて脱臼した場合、肩関節を整復(関節をはめる)し、固定と安静にて回復しますが、脱臼を何度も繰り返すことで‘脱臼クセ’がついてしまい、手術が必要になります。手術後は、1か月ほどで軽作業が可能になり、3か月ごろからは、スポーツも可能になり、半年をめどに通常の生活が再開できます。

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